当サイトは省電力と目の保護のためダークモードで運営しております(*^^*)

【1章】「メタ認知習慣メソッド」

この章のゴール

①自動思考(潜在意識)に振り回される事なく、客観的で冷静な判断を身に付ける。
②対人やSNSなどの言語のストレスから解放される。
③無意識に抑え込んでいる潜在能力を開放する(第1段階)

この章での習得

①自動思考(潜在意識)を「後で」認識する(ディレイ認知)
②自動思考(潜在意識)を「その場で」認識する(リアルタイム認知)
 ※最終的には今怒った!という認識(ディレイを短くする)
③常に観察できる能力「メタ認知習慣」を理解し、習慣化する。

理論的説明

人間の悩みの分類とこのメソッドの関係

人間関係の悩み
②お金や財産の悩み
③健康(メンタル含む)の悩み
④夢

上記のように、人間の悩みは大まかに4つに分けられます。それぞれの悩みには、相互関係がありますが、当メソッドは、人間関係の悩みに対する対策を入り口としています。個人差はありますが、他の悩みにも好影響を与える可能性はあります。

人間関係の悩みとは、実は自分の内面の問題であるという事や、その悩みを解決したい場合には、結局、他人は変えられないという事については、よく知られる認識となりました。変えられるのは自分の価値観だけです。自分の接し方、自分の言動、自分のとらえ方、誰かに相談したり、第三者を挟む、など、何らかの形で距離をとる、といったように、自分の価値観を工夫することしかありません。

しかし、瞬間的な衝動を抑えられない時は、誰しもあるものです。その衝動に対して、

①相手を攻撃すると人間関係が悪化し、
②無視やガマンをすれば、瞬間もしくは継続的に自分の心や体に苦痛を受ける事となります。

最近では神経科学的にも研究が進んでいて、人間は不快感を覚えると不快物質が脳から血管を通して全身に送られることが分かっています。その不快感が消えるまでは、約90秒。その時間をやり過ごせば、不快は消えます。しかし、逆に言えば、90秒間は心身にダメージを受ける事になります。

その不快の強さによっては、大きなダメージを蓄積することになりますし、多くの場合、90秒の苦痛が終わった後も、その内容によってはまたその記憶を思い出して、繰り返し90秒間の苦痛を味わうと言った、苦痛の継続が起きてしまうのが人間です。

その、抑えられない衝動・感情というものを作り出しているのが、潜在意識の「自動思考」というものです。当メソッドの第1章「メタ認知習慣メソッド」ではその「自動思考」に対する対策を行い、心身へのダメージを最小限に抑えるための「習慣」を作る方法についてご説明します。

この心身へのダメージを小さくしていくと、徐々にですが、肉体的なパフォーマンスが上がります。そもそもの話、「本来の状態に近づく」という表現の方が適切かもしれません。あなたは、生まれてからずっと、ある意味で自分を苦しめて来たのですから。これを「第1段階」としています。「あれ?なんか調子がいいなあ」と言った体感があるかもしれません。

補足ですが、

第2章では、その衝動がむしろ感謝となる、逆転の方程式についても解説します。「叱ってくれてありがとう」「嫌ってくれてありがとう」「苦しめてくれてありがとう」という学びに変えて行きます。

第3章では、同じようなケースの衝動では2度とダメージを受けないような、自分の思考・潜在意識のバージョンアップを行う手法について解説します。他人の力を借りず、自分の力で行う手法を身に付け、自分の望む世界を作っていくためのメソッドです。

まずは、この第1章をマスターしてください。ここを避けずに取り組むことによってしか、第2章・第3章は活きません。そのために、もう少し「自動思考」についての知識を深める為にお時間をくださいね。

「自動思考」について

あなたは行動を起こす前に

「ああしたほうがいい…」
「こうしたほうがいい…」
「それがいい…」
「それはやめたほうがいい…」


などなど、頭の中で呟いている自分の意識や「独り言」に気づかれたことがあると思います。

これらを心理学では「認知スキーマ」とか「マインドトーク」とかと呼ばれています。視覚・触覚などの五感から情報が入ってくると、瞬時に自動的に思考し、結果を返す、脳内の潜在意識の仕組みが「自動思考」です。

また、この自動思考の約80%はネガティブな思考だと言われており、それは、人間の進化の歴史により構成された「考える癖」で、現代に至っても人間の活動に大きく影響しています。その考えの根本は「生存」という価値観が大きな割合を占めている為、危険を避けたいという本質的な欲望である「逃げる」「隠れる」という、どちらかと言うと、

消極的で「ネガティブ」な思考

に、偏りがちです。また、変化を嫌う傾向にあります。それは、恒常性機能(ホメオスタシス)も「自動思考」に影響を与えているからです。メオスタシスとは、「現在の生活様式や自分自身などを変えようとした時に、なるべく変えないようにする心理」の事で、生物の基本的なあり方であり、それは人間にも備わっています。

太古の昔から比較的近年まで、人間であっても死の危険と隣り合わせでした。肉食獣に食べられたり、地震や自然災害など、疫病や戦国時代には戦など、

「瞬時に判断して、即座に行動を起こす」

そうしないと、命を落とす危険と隣り合わせでした。その対応策として形作られたのが「潜在意識」の「自動思考」というものです。

もちろん、私たちの生活も、根底には「生存」という大前提があります。そしてその「生存」があるからこそ、喜びや楽しみ・愛・友情といった充実感も存在しているわけです。しかし、そういった生活の中にはストレスも存在します。ここ100年ほどで人間社会は大きな発展を遂げ、その速度は今後益々加速していくでしょう。しかしその分、ストレスの要因が増えていくのは目に見えています。

もう一度、お伝えします。ストレスの原因は、この「自動思考」です。

「自動」ですので便利であり、自分を守ってくれている機能ですが、「自動」であるがゆえに停止することができません。また、先ほどご説明した通り、

「ネガティブ」で「変化を嫌う」

という性質がありますので、自分とは違う価値観に触れる、もしくは、その価値観を押し付けられると過剰な反応を起こし、瞬時に心や体への不快感という形であなたに訴えてきます。それが、

「怒り」や「憤り」の正体です。

現代は、超情報化され、多様な価値観と触れ合う機会が非常に増えています。今後はますますその多様性が認められるようになり、あなたは、今より更に振り回されることになります。

自分で身を守る方法が必要なんですね。

自動思考の役割と「メタ認知能力」

自動思考の役割は「お知らせ」です。

今まで生きてきた価値観に当てはまらないとか、目の前の相手が、自分の嫌いな考えを押し付けて来ているなど、

生存や生活における「危険」をあなたに知らせたいだけです。

基本的にはそのお知らせを受け取れば収まります。受け取った上で、どういう行動を取るかはあなた自意識(顕在意識)の考えです。もちろん、自分だけで考える必要はなく、友人や家族・知人や同僚に相談すれば良い事です。

また、その問題が、小さい場合や、過ぎ去った後には、あなたも、自動思考からの「お知らせ」を比較的冷静に受け取ることが出来るのではないでしょうか?

その「お知らせ」を受け取る能力が「メタ認知能力」です。

あなたは、実はすでに「メタ認知能力」を使っています。

もちろん嫌な気分になる時もあるでしょう。生活を揺るがすような事であれば、継続的に味わう羽目になる事もあります。そういう場合には、物理的な解決を図るしかありません。

しかし、問題なのは、その「危険度」が大きいと自動思考が判断した時に「お知らせ」が速く・強い場合です。感情が先走り、論理的な判断が出来なくなる事、すなわち現在の「メタ認知能力」では対応できない場合です。

冷静に考えれば、何でもない事に対して、無用なストレスを感じる事こそが問題であり、そのストレスを回避するためには「メタ認知能力」を強化する必要があります。

「自動思考」の正体

ここでは深くは触れませんが、「自動思考」の「正体」についても、少し解説しておきます。

あなたはこの世に生まれた瞬間から、「生存方法」を学んでゆきます。全てのベースになるのが「生存」だからです。これは、動物も同じです。

最初は主に両親からその方法を学んで行きます。その後は小学校や中学・高校・大学で教育を受け、社会へ出て働きます。それまでに吸収した知識や経験から、「スキーマ」という思考パターンを作っていきます。そのスキーマの集合体が「自動思考」です。

問題が起こって過ぎ去った後、その問題について振り返った時の「スキーマ」については、先ほどの説明のように、「独り言」のように冷静に認識できていると思います。最初はそういった、認識可能な「スキーマ」に対処することで、コツをつかんでいきます。最終的には発生した「今まさにその瞬間のスキーマ」にも対応できるように習慣化します。「あ、今自分は怒っている!」という感覚です。

そのために重要なのは「メタ認知」の速度です。

ここまでのまとめ

「自動思考」とは「思考のスキーマ」の集合体で、「ネガティブ」で「変化を嫌う」性質を持っており、時に価値観に水を差されると過剰な反応をします。それが「怒り」などの負の感情です。

あなたは既に「メタ認知能力」を持っています。但し、今のレベルでは対応できない場合があります。

「メタ認知能力」を強化する目的は、この「時に厄介な思考」を、過剰な反応時にも瞬時に(ディレイタイムを短くして)認識(認知)する事です。そしてその強化法を習慣化し、呼吸をするように生活に取り入れます。

メソッド(習慣化の手順)

このメソッドでの最終目標をお伝えしておきますね。それは、

最終的には僕(私)今怒った!という認識

自動思考が強烈なメッセージを放った瞬間に、その衝動を常にキャッチする事です。

その前に、メソッド継続の重要性についてお話しておきます。一般論ではありますけど、とてえも大切です。

継続の重要性

何事も継続が大切です。その重要性について、

自転車に乗れるようになるまでのプロセスを例にご説明します。

①最初は意識的に考えながら自転車に乗り始めるので、考えと動作に時間差があり、上手く乗れません。
②成功と失敗を繰り返し、成功パターンから学ぶことで、一つ一つスキーマを作っていきます。
③スキーマが積み重なって、自転車に乗れる条件が整うと、意識的に考える必要なく自転車に乗れるようになります。「右へ行こう」と考えるだけで、自然と必要な動作が出来るようになります。

これは「動作のスキーマ」ですが、同じように「思考のスキーマ」もあなたが生まれた時から蓄積されています。この、思考のスキーマをキャッチできるように訓練し、習慣化してゆきます。

※重要:あー忘れてたなんてことはもちろんあります。でもOK。思い出したらまた始めて下さい。無理をせず、諦めずに継続する事(*^^*)

習慣化の手順

【ステップ1】(ディレイ認知)
仕事や生活で、嫌な思いをしたら、落ち着いたときや自宅に帰った時に思い出してください。おすすめするのは、LINE KEEPやiPhoneの新アプリ「ジャーナル」で記録しておいてください。後々必ず役に立ちます。

思い出した時に、
①(推奨)記録を残してください。
②何が嫌だったんだろう、なんで悲しかったんだろうという原因を考えます。(記録します)
③(傷ついたり、怒ったりしたことは「言葉」ですよね?)
 言葉とはただの音である。相手がキレていようがそれはただのうるさいでしかありません。
 SNSなどの文字(文章)とはただの点と線の集まりである。ロシア語だったら意味が分からないですよね?また、心の中の予測した相手の気持ちは思い込みであるという事に気付きましょう。
 不要な意味を付け加えている(解釈している)のは自動思考(自分の価値観)である。お知らせであって、正解とは限らない。と考えて下さい。
④(推奨)自動思考に対して「受け取ったよ。あとは任せな(*^^*)9」と心の中で答えてあげて下さい。

【ステップ2】(リアルタイム認知)
【ステップ1】が出来るようになってきたら、思い出すまでの時間をなるべく縮めて下さい。思い出す時間がかかるほど、無意識に心身がストレスにさらされる可能性がありますので、なるべく早く気付けるように訓練していきましょう。
自宅で気付く→帰り道に気付く→昼休みに気付く→1時間後に気付く→5分後に気付く(そういえばさっき自分は怒ってたなあ)→今気づく(あ!今僕(私)怒ってる!
②あ~あ、また解釈してるよ。単なる自動思考なのになあ。
③(推奨)自動思考に対して「受け取ったよ。あとは任せな(*^^*)9」と心の中で答えてあげて下さい。

【ステップ3】
【ステップ1】【ステップ2】を習慣化できるまで続ける。忘れてたら思い出してまた続ける。

まとめ(ヨガ瞑想のお話しも)

「なあんだ、そんなことかあ」

そんな声が聞こえてきそうです(*^^*)そうです、やってみれば意外と単純な事なんです。

これは、2500年前からお釈迦様が説かれたことですが、多くのお弟子さんが間違った解釈をし、時間をかけてズレまくってしまいました。

これは、

「ヨガでいう瞑想」
「仏教でいう坐禅」

の本来の目的を現代の言葉に置き換えたものです。自分の気持ち(自動思考)としっかり向き合ってくださいね。次のステップも準備しています。

繰り返しになりますが、

第2章では、その衝動がむしろ感謝となる、逆転の方程式についても解説します。「叱ってくれてありがとう」「嫌ってくれてありがとう」「苦しめてくれてありがとう」という学び・喜びに変わって行きます。

第3章では、同じようなケースの衝動では2度とダメージを受けないような、自分の思考・潜在意識のバージョンアップを行う手法について解説します。他人の力を借りず、自分の力で行う手法を身に付け、自分の望む世界を作っていくためのメソッドです。

まずは、この第1章をマスターしてください。ここを避けずに取り組むことによってしか、第2章・第3章は活きません。

僕も頑張っています。一緒に頑張りましょ!

この習慣化については、応用的な部分や、それぞれのケースでの扱い方については、省略しています。とにかくシンプルに考えてもらうために作ってあります。個別の相談やご質問などはこう公式LINEで受け付けていますので、お気軽にご登録ください。【第1章】に対する疑問には無料でお答えしています。また、ご意見ご感想などもいただければ嬉しいです。下記からご登録くださいね。

【公式LINE】
https://lin.ee/qDr3hCo

お読みいただきありがとうございました(*^^*)

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました